主としてブロックチェーン技術について記載する。
ブロックチェーンとは、
- ネットワークを利用した改ざんが困難かつ、堅牢性(システム的に非常に障害に強い)の高い「台帳の仕組み」
- なぜ改ざんが難しいか?データの変更の履歴をすべて保持するから(単純に変更履歴を持つと膨大なデータ量になるが、最新技術により過去履歴をそのまま保持するわけではないと理解(ハッシュデータとして保持))
- 一回のデータ変更と一つ前のデータ変更履歴のかたまりをブロックと呼ぶ。
- ブロックが連続してつながる(チェーン)ことによりデータの一貫性を保つ、よってブロックチェーンと呼ばれる。
- なぜ改ざんが困難なのか2?改ざんを行うためには、チェーンのつながり全てを改ざんしなければならないから。
- また各ブロックは、ネットワーク上に分散して保持されている為(いわゆるP2P)中央サーバー型のデータ保持が一つのサーバーをクラックし、改ざんすれば良いのに比べ、データの改ざんが非常に困難。
- 各ダータ変更は分散されたコンピューター上で検証され(つまり複数の検証)正当性を担保する。
- また各ブロックは公開鍵秘密鍵方式による暗号化技術をもって署名される。
よって、非常に堅牢かつ安全な台帳を構築することが可能となる。
ただし、欠点もありデータの検証には多大な計算が必要となる。その為の分散技術でもある。
ブロックチェーンの具体的な実装はBitcoinであるが、仮想通貨を安全に運用する為には、上記の技術がバックグラウンドとなっている。(チートによって、仮想通貨が無限増殖したりすると、信用を毀損する)
そしてこの技術が注目されている理由は、ありとあらゆる「台帳」にこの技術を用いることが可能な為である。ちょっと想像するだけでも在庫管理、株の取引、会計管理もろもろありそうである。特に金融機関からこの技術が注目されているらしい。
今日の疑問1 個々のデータの正当性は担保できるとして、データ全体の統計はどのようにとるのか?(例えば今日現在の全世界でのBitcoinの総額)
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